捻挫

捻挫について

捻挫とは、関節に対して非生理的な運動が生じ、靭帯や関節包、軟骨などを損傷する事です。足首の捻挫は、損傷の程度で3つに分類されます。詳しい内容については次の通りです。

捻挫の分類について

  • 第1度:靭帯線維の微小損傷。痛み、腫れ、機能障害も少なく不安定性は認められない。
  • 第2度:靭帯の部分断裂。不安定が軽度~中程度みられ、腫れ、機能障害も認められる。
  • 第3度:靭帯の完全断裂。関節の不安定性は著明にみられ、機能障害や痛み、腫脹も高度である。

足首を捻挫した時にやるべき事

※来院前にやってください(最初の対処法)

1冷却
腫れを抑えるために、氷で痛いところを冷やしてください。(湿布は冷却としては不十分です。必ず氷で冷やしてください)冷やす目安は、1時間もしくは2時間に1回、10分~15分冷やしてください。
2来院
最初の固定が非常に重要ですので、はやめにご来院ください。

対処について

受傷してから3日~5日は炎症が強く出ますので、※RICEを行い、幹部の固定を行います。6日からは腫れをなくす為、徐々に温熱を加え組織の仲張性を出していき、関節可動域を改善するためのトレーニングをしていきます。

※RICEとは

Rest(安静)Icing(冷却)Compression(圧迫)Elevation(拳上)の頭文字をとった用語です。これらを行うことで、痛みを和らげる効果と出血、浮腫による腫れを抑え、患部の安静を保つ目的で行います。

当院での治療

当院では、問診、触診に加え、超音波エコーで靭帯の損傷程度、出血の程度、骨折の有無を判断し施術に入っていくので、安全に治療を受けることができます。

受傷直後は痛みや腫れを軽減させる目的で超音波治療器や立体動態波などの電気治療を行い、包帯やテーピングなどで固定をします。炎症期が過ぎましたら、徐々に関節可動域の訓練や左右のバランスを整えていく為の筋力トレーニングをしていきます。

超音波エコーで靭帯や周辺組織の回復程度を確認しながら完治に向け施術をしていきます。

治療期間

腫れが治まるまで:3~5日
再発防止予防:約3週間(捻挫はクセになりやすいので、クセが残らないための治療を行います)
※運動復帰や試合等でお急ぎの方はご相談ください。

治癒経過の確認

レントゲンでは治癒経過を観察していく事は難しいが、超音波エコーの普及により靭帯や関節包の治癒経過を観察していくことが可能になりました。

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