腕が上がらないとお悩みの方へ
肩や肩甲骨周りのコリ(筋肉のハリ)が強くなると肩関節の可動域に影響を及ぼします。今回のブログではその内容について詳しくご説明させていただきたいと思います。気になった方は、ご自身の腕がどの程度上がるのか鏡の前でチェックしてみてください。もしかすると今回の症状に当てはまるかもしれません。
【腕の上がりが悪くなる原因】
肩関節の周囲は肩関節から上下に筋肉が付いています。腕を下げるより上げるのが辛いという方が多いように思いますが、腕を上げる際に大きく関係してくるの一つ筋肉は「僧帽筋」です。僧帽筋は首から背中まで広がる筋肉で、僧帽筋が硬くなることによって筋肉の機能が失われ腕が上がりにくくなります。
僧帽筋が硬くなる原因については、日常的に猫背姿勢(運転やデスクワーク等)が多い方や重いものを持つことが多く負担のかかる方などにみられます。これは僧帽筋が引っ張られ続け、縮む動作が少ないことや、腕に負担がかかりすぎ筋肉が常に緊張状態になることが原因となります。血流も悪くなることから冷えや、代謝が悪くなり、ますます状態が悪くなります。また、僧帽筋が硬くなると胸骨の動きも悪くなるため、呼吸の度に肩が上下するようになり、横隔膜の動きの悪化や、自律神経の乱れも招くことがあるので注意が必要になります。
【腕がどのくらい上がるかチェック!】
下の写真は、スタッフの方が僧帽筋の緊張が酷いと相談を受けた際に、撮影したものです。手を加える前と後の写真を比較した写真になります。わずか5分程度の施術でこれだけ腕が上がります。まずは鏡を見ながらご自身の腕がどの程度上がるのかをチェックしてみましょう写真の施術前のような状態が続いていくと、肩痛や四十肩、寝違え、頭痛、不眠、めまいなどの症状が出る場合もあります。早めに改善しておくことで重症化を防ぐことができます。皆様もチェックしてみてくださいね!